インドに提出する書類に領事認証を求められたときの手続き

インドに提出する書類にインド領事の証明(領事認証)をもらってくださいと言われることがあります。

インド大使館や領事館のホームページを見ても、領事認証手続きについて詳しいことは書いてありません。そこで、問い合わせの電話をしてみても、電話が繋がりにくかったり、繋がっても「今認証の担当者がいないので後で電話してください。」と言われたりします。

また、やっと担当に繋がっても「先に外務省の証明をもらって来てください。」と言われ、こういう手続きに慣れていないと「外務省の証明???」となってしまうかもしれません。

ここではインドの領事認証手続きについて説明します。

外務省の証明(アポスティーユ、公印確認)

先にも書きましたが、インドの領事認証手続きの前提として外務省の証明を得ることが必要です。

この外務省の証明は「公印確認」「アポスティーユ」と呼ばれるものがあり、ざっくり言うと、どちらも外務省が「日本の公文書に間違いありませんよ。」というお墨付きを与えるものです。

原則として、ハーグ条約加盟国に提出する書類には「アポスティーユ」を取得すれば足り、それ以外の国に提出する書類には「公印確認」を取得したうえで各国の領事館で「領事認証」を取得することになります。

インドはハーグ条約加盟国なので外務省でアポスティーユを取得すればそれで足りるはずですが、提出先や使用目的によっては先方から領事認証を求められます。

もっと詳しくは アポスティーユ、公印確認

本来は、領事認証の前提として外務省で得るのは「公印確認」ですが、インドの提出先によっては「アポスティーユ+領事認証」を求められることもあります。インド領事館としては「外務省の証明があれば無条件で認証します。」という立場で、外務省の証明が「アポスティーユ」か「公印確認」かについてはこだわっていないようです。

また、外務省も、インドはハーグ条約加盟国なのでアポスティーユでいいはずですが、領事認証を求められていることを申請窓口で伝えると公印確認をしてもらえます。

インドの領事認証申請手続き

インドの領事認証を得るには、事前に外務省で書類に「公印確認」または「アポスティーユ」の証明を得ておきます。どちらの証明を外務省で得るかは、提出先が求めるものを得てください。

アポスティーユや公印確認の具体的な手続きは「アポスティーユ・公印確認の申請代行」をご覧ください。

インドで領事認証の申請に必要なものは、領事認証を受ける書類原本とそのコピー1セット、申請人の名刺です。領事認証に決まった申請書はありませんが、レターヘッド付きの用紙に提出先や使用目的を英文で書いて提出します。

大阪のインド領事館では、領事認証の申請受付は午前中で、原則として当日の4時半頃にはできあがります。が、当日中にできないこともあるようです。

郵送で認証済みの書類を送ってもらえるので、返信用の封筒を一緒に提出すれば送ってもらえます。領事認証を申請した当日にできあがった場合は、その日に発送してもらえるので、早ければ翌日には手元に届きます。

インドの領事認証は司法書士事務所神戸リーガルパートナーズまで

インドの領事認証を取得するには、インド大使館(領事館)1か所だけの手続ではありません。

忙しい業務の合間に慣れない役所への申請手続きを調べながら進めるよりは、専門家に任せてしまう方が楽で、時間も有効活用できるのではないでしょうか。

当事務所では、外務省での証明手続きからインドの領事認証手続きまで代行してサポートいたします。

当事務所のサポート内容や手続き費用は→アポスティーユ、公印確認の申請代行 | 司法書士事務所神戸リーガルパートナーズ